【本要約・感想】年収は「住むところ」で決まる
どうもゆでたまごです。
今回、「年収は住むところで決まる」という本の要約と感想について書いていきます。
まずこの本は多くの統計や論文をもとにエビデンスに基づいて住む場所で年収が違うことを立証しています。
そしてなぜ違うのかということについても言及しています。
アメリカでは地域によって年収が違っています。これは
●シリコンバレーなどのIT関連事業が盛んなところにはより優秀な人がどんどん集まってくること。
●優秀な人が集まる企業には別の大手の企業が集まってくる
●より新しい雇用が増える
●その地域の人々すべてに恩恵がある
これによって住む場所で年収が変わるとのこと。
これは結局リモートが流行ってもこの流れは変わらず、どんどん地域の格差ができてくるだろうと。
なるほど、これらの情報から自分が思ったのは
●日本でも、最低賃金は東京と沖縄では大きな差ができていること。
そのため、住む場所によって人生ハードモードになってしまう。
●アメリカ一強が今後も続くかも。
より優秀な人が世界中からどんどん集まってより革新的な新しいことが起き、格差が広がるのであれば、投資においてS&P500一択で、新興国の株なんて買ってる場合ではないのかということ。
の2点かなと。
自分は「バビロンの大富豪」という本にある「良きところに住め」は
・職場に近い場所で通勤時間短縮
・立地が良い場所で買い物時短や運動しやすい
・広い部屋に住んで快適に過ごし生産性アップ
とかなのかと思ってました。
だって、港区に住んでいる人は平均年収1000万円越えとのことですが、そこに引っ越したからといって、引っ越した人が年収1000万になるわけでもないし、今はリモートで仕事もできるしって思ってました。
しかし、タイトルにある通り「年収は住む場所で決まる」です。
上記の通り、優秀な人が集まれば、年収が高い人が多くなり、その人たちが消費するお金でその地域の年収も底上げされるということ。
この本では住む場所によって決して優秀でない人も年収が上がるということが言いたかったのかなと思います。
これから、少子高齢化でますます地方は財源が苦しくなってきます。
都心の方がより住みやすくなってくるでしょう。
地方出身の自分も、地元が廃れていくのは悲しいことではありますが、これは避けられないと思ってます。
地方が廃れるというより日本が廃れていくのか、それとも地方だけが廃れていくのか、どっちにしろ大変な未来になりそうです。