お金は死ぬまでに使い切る?それとも残す?

どうもゆでたまごです。

 

みなさん死ぬ時にお金は残しますか?それともできるだけ使い切って死にますか?

 

以前までの自分は、このことについて

●人はいつ死ぬかわからないから使い切るのは難しい

●老後生活が不安だからある程度資産形成しておきたい

●使い切って生活に困窮したらいやだ

●資産が残ったら、生きている家族や子供に残したらいいのでは

ぐらいにしか考えていませんでした

 

しかし、最近『DIE WITH ZERO』や『幸せをお金で買う5つの授業』という本を読んで考え方が変わりました。

 

結論からいうと

<子供がいない場合>

●全て資産は使ってしまう(できるだけ)

<子供がいる場合>

●ある程度お金は残して、後の資産は使ってしまう

 

 

 

資産は残さず使い切れ

まず、なぜ使ってしまおうと考えたかについて説明します

 

自分は人生をどのように過ごしていきたいかというと、いろんな場所やいろんな人、いろんな体験をしたり、好きな人と一緒にいる時間や好きなことをする時間で人生をできるだけ満たしたいと考えます。

 

統計的にも多くの高齢者が資産の70%ほど残して亡くなっています。

ここから思うに

・高齢者は物欲もなくなり、やることも限られているためお金を使わない

・なんとなく定年まで働いてそれでお金がたまったまま亡くなっている

・積み上げた資産の数字が減っていくのが精神的に耐えられない

・残った家族に残す

 

というパターンが多いのではと推測されます。

仮に子供のいない独身なら5000万円という資産が残って亡くなったとします。そうするとこの人は5000万円という資産を貯めるために働いた時間は本来はいらなかったということになります。

 

働くことが人生の至上の喜びであるなら良いですが、ライスワークとして食べるためや、お金を稼ぐという目的での仕事であるなら 5000万円という資産を貯めるための途方も無い時間は無駄に終わったという考え方もできるかもしれません。

 

ここで、疑問が湧きます

 

●「じゃあ、貯金なんてしなくて若い時から全部お金を使い切れってこと?」

●「でも、いつ死ぬかなんてわからないじゃん」

 

 

貯金をせずに若い時から、稼いだ分だけ使うのは?

 

これは全然お勧めできません

 

何かあったときに対処できないことと、人生の生活水準の変化への対応が難しくなることがあります(ロシアみたいに自国通貨が数年で価値が下がるなら、貯蓄はしなくてすぐに使うが良いかとは思いますが)

 

もちろん老後の生活も困窮する可能性がとても高いです

 

なので、どれだけ人生でお金が必要かざっくりライフプランを立てた方が良いです

人生でお金のかかるもので、

マイホーム、車、保険、教育費、老後資金などをざっくり計算して、自分がいくつのときにどれだけお金が必要かを計画して、その分だけ準備しておけばよいと思います。

 

例えば、マイホームはいらない、車も乗らない、子供一人で教育費は公立への進学を考える、老後資金は月25万で生活するとしたら、大きく必要な資金として教育費へ900万円、老後資金として13万円×12ヶ月×22年=3432万円(年金12万円/月、82歳まで)なので、合計4332万円必要ということです。

 

ライフプランに合わせて、その時に必要となる金額を準備してあとは使ってしまっていいのではという考えです。

 

いつ死ぬかわからないのでは?

 

確かに人はいつ死ぬかわかりません

 

明日かもしれないし明後日かもしれない

 

でも確率的には平均寿命ぐらいに死ぬ確率が高いということ

 

自分が確率の外にいると思う人は、資産を使い切ったり(早死にすると思っている人)、たくさん資産を貯蓄したり(110歳までいきるかもしれないと思っている人)してもいいかもですね

 

正解なんてのはなくてこれは個人の落ちつくスタイルで行ったらいいとは思いますが、自分の考えでは

 

1、明日死ぬかもしれないし、仮に若いときに5000万円頑張って節約して貯めてすぐに死んだら後悔しませんか?

→たしかに明日死ぬかもしれません。ただ、おそらく99.999%明日も生きてます。その0.0001%にかけて全財産を毎回使うのはご自由です。そして、高齢者になる確率はおそらく90%近くあると思います。そのときに後悔する確率は99%だと思います。高齢者になるそれまでの過程においても後悔する確率は高いと思います。(すみません、正確な数値をお伝えできたいいのですが、ここは推測になってます。ただ、大きな考え方が伝わればと思い数字を使っています)

 

そして、「明日死ぬかもしれないから今のうちに全財産使い切る」は「明日死ななかったら将来後悔する」という呪いの手法だと思います。そして、毎日「あぁ、今日も生きていたなぁ。死なないと成り立たない手法なんだよなぁ」となるんじゃないでしょうか。

ただ、この方法でもありかもと思うのは稼ぐ力がバグっている人で、将来的にも安定して月に200万円は稼げますって人はこれでいいとは思います。

こういう人であれば何かでお金が必要になっても、少し我慢すれば乗り越えられると思うからです。

 

「若い時に5000万円貯めてすぐに死んだら後悔しませんか」という問いも同じです。そうなる確率がとても小さく、多くは長生きします。「ここで宝くじ買わないと後悔しません?もしこのお店から一等出たらあなた後悔しますよ。さぁ、全財産使って買いましょう」

 

買いません!!!

 

そうならなかった時の確率とダメージがどれくらいかを天秤にかけたらどっちが良いかとわかると思います。

 

 

 

ただ、いつ死ぬかはたしかにわからないので、人はずっと貯蓄してしまうのでしょう。

 

嫌いな言葉に長生きリスクというのがありますが、長生きすることで資金が足りなくなることが不安な人は人間の最高寿命で設定すればいいのではと思います。

「それより長生きしたらどうするんだよ〜」って人、安心してください、パンツ履いてますし、世間やギネスの人がほっときません。アマゾン欲しいものリストでも作っておけばたくさんプレゼントがくるでしょう。なんせ人類史上最高年齢更新する可能性あるんですから、みなさんがあなたを長生きするように養ってくれます。

 

ご自身の不安に応じて110歳、100歳、90歳、82歳、、、など設定してみてはいかがでしょうか。あとは老後の資金が不安なら年金の繰り上げ受給をねらうという方法も必須ですね。

 

個人的には、もう70歳すぎたら物欲なくなってお金使わないと思ってます。生活費、介護、デイケアなどのお金だけでもありかなと。

 

自分は老後は月22万円ぐらいで、繰り上げ受給は65歳から、女性は70歳からでそれなりの生活ができる気がしてます。

 

 

子供がいる場合はある程度の資産は残してもいいかも

 

子供がいなければ、夫婦で資産使い切ってしまえばいいと思ってますが、自分は2000万以内であれば残してもいいかもとも思ってます。残しすぎはダメです。

 

 

理由としては、

一つ目に若い時にお金があるのと、ある程度年取ってからお金があるのとでは意味が違ってくるということです。

 

22歳の子が何か起業したり、チャレンジしたいとなっても資金がないと始められないことは多々あるでしょう。

そこから資金稼ぎを始めると時間的なロスがかなりかかってるくるためそのチャレンジや自己投資としての資金としては2000万円あれば十分かと思います。

 

これは世界的な大富豪ウォーレンバフェット氏が子供に2000万円だけ残すといったのをパクった数字ですので、本来はもっと少なくてもいいと思います。

 

二つ目に統計的に子供に与えすぎると良くないというデータがあるということ。

子供にはできるだけ魚を与えるのではなく釣り方を教えるべきなので、魚を与えすぎるとよくないという考えです。2000万円は与えすぎかどうかは置いておきます。

 

三つ目に、資産の残し過ぎはコスパが悪い可能性があるです。

仮に自分が1万円を稼いできたとします。

ここで累進課税にもよりますが、43%が税金とすると、57%だけ手元に残ります。

相続控除以上の資産が残っていたら、そこからさらに相続税がかかってしまい、20%とか取られてしまいます。(資産によって相続税は上下します)

すると1万円の親の稼ぎは子供には45.6%の4560円しか残らないということ。

ちなみに超お金持ちの場合、累進課税で55%取られ、相続税でさらに55%取られるので、1万円は20%ほどしか残りません。なので親が「息子のために1時間で1万円働いてくるわ」っていって1時間働いて2000円渡されるのと同じです。

 

 

ここでは2000万円としてますが、もっと少なくて500万円とかでもいいとは思ってます。そこは人それぞれ自由に設定して、バランスよくお金を使ってしまいましょう。

 

人生は蓄財レースではないです、一度きりの人生を後悔のないように。