実は夫に家事・育児をさせない方が良い!?
よく夫婦仲での問題が巷で話題になってますね
核家族化が進んだことで昔みたいにおじいちゃんやおばあちゃんの3世代で住むことも減っていることでしょう
今では嫁姑問題がなくなった代わりに、子育てや家事の大変さが重くのしかかってきています
そのため一世代前の亭主関白はなりを潜めている気がします
最近はイクメンという言葉も出てきて夫婦で子育てや家事を分担して行う家庭が一般的でしょう
それもほとんどの家庭が共働きなので仕方がないのもあると思います(専業主婦の家庭でも夫が家事育児を手伝うとこも多い気がします)
しかし、なかなか夫が家事や育児をしないために多くの女性が旦那への不満の声などもよく聞きます
「一回、あんたがやってみなさいよ !」そんな風に言いたくなりますが、実際に本当にやってみていいのでしょうか?
- 相手の立場になって相手の大変さに気づいた成功例
- 家事は労働 年収320万と同じ価値
- 実はむしろ相手の立場に立たない方が良い!?
- 疲れていそうな方をそうでない方が助ける!
- 同じ立場に立たない方が上手くいく!?
- 「金を稼いでない=何もしていない人」ではない!
相手の立場になって相手の大変さに気づいた成功例
ある記事がFacebookに載ってました
内容は要約すると
「奥さんが家では家事と子育てをしており、旦那は会社で仕事と接待の日々であった。奥さんが体調を崩したので旦那が会社を休んで家事、子育てを代わりにすることに。普段は家のことは何もしない旦那がこんなにも奥さんは普段忙しいのか大変なんだなぁと気づき、もっと奥さんに優しくしよう」と言った内容だった
これは奥さんの立場に立って始めて相手の大変さに気づき理解してもらった成功例であると言える
この記事がかなりのいいねが押されており多くの人に共感されていた
家事は労働 年収320万と同じ価値
逃げ恥にもあったが、奥さんの家事での仕事量を給料換算してみると26.5万/月(年収320万)ほどである
※計算方法はいろいろあります。ざっくりとこのくらいと把握できればいいかと
これをなかなか理解してもらえずに、家事を軽視されるようなことが起こっているのは悲しいことです
夫婦仲にはよくある問題で、奥さんからしてみれば「家事、子育ての大変さをわかってほしい。旦那は飲みに行ってばかり」
しかし、旦那からすれば「こっちは仕事で上司から怒られ、行きたくもない飲み会に参加しなきゃいけない。妻は家でゆっくりして気楽なもんだ」
お互いにどっちが忙しいかを競い合った状態です
初めは自分もfacebookの記事のようにお互いが相手の立場になったらお互いの大変さがわかるのでいいかなと思ってました
「そんなに言うなら、じゃあ自分もやってみなよ」と思うことも多いと思います
しかし、果たして本当に相手の立場に立ってしまったときに大変さを理解して問題が解決するのか疑問に思いました
実はむしろ相手の立場に立たない方が良い!?
ここ!一番言いたいこと!!
人には得意・不得意があります
上記のように仮に奥さんが体調くずしてしまい、夫が家事や育児をすることになった場合
はじめは不慣れで家事育児は大変だなぁと思うかもしれません
しかし、徐々にコツを掴んで楽しくなり夫が家事育児が得意になってしまったら
どうなるでしょう
この時点で夫は確実に仕事と家事の仕事量や精神的苦痛を天秤にかけて比較することが可能になります
この1週間ほど家事をした時点で夫が「あと1年ぐらいこの家事、育児をすればやることを覚え上手くこなせるようになる自信がでてきた。さらに仕事のきつさはこれから何年も変わらないが、育児は確実に手がかからなくなるからこっちがいいや!子育て楽しいし掃除も料理も面白い!よし、自分が主夫やるから奥さんの体調治ったら交代して欲しい。嫁は家事、育児は大変って言ってたことだしちょうどいいんじゃ」ってなってしまったら
今度は逆に、妻が仕事や人間関係が得意だった場合「おいおい、上司のパワハラなんて、普段からコミュニケーションとってない夫のコミュ力不足なだけだし、デスクワークだけでずっと座ってるだけじゃん。夫はこんな事もできないのか」(実際に仕事の立場を変わるとかはできないだろうけど)
などになってしまうとかなり悲惨だと思います
相手の立場になって相手の大変さがわかればもちろんいいですが、そうならなかった場合は追い込まれてもう逃げ場がありません
そうすると一方が優位な立場になりその後はずっとダメなレッテルを貼られ続けます
疲れていそうな方をそうでない方が助ける!
夫婦の間に「どっちがしんどい仕事をしているかアピール」とか、「同じくらいの仕事量になるように調節」などのことは求めなくてぼくはいいと思います
きちんと仕事を分けるなんてなかなかできないだろうし、人によっては得意不得意があります
そうしないと仕事量で優劣をつけてしまい、相手の立場より優位な方が発言力を持ってしまうと思うからです
夫婦のどちらかが疲れていたり苦しんでる時はそうでない方が助ける!
これだけでいいと思ってます
基本的にうちの家庭ではなんでもやってもらいたいときは「〇〇やってもらっていい?」って相手にお願いするようにしてます
そして快く了承して、手伝う
そしてお互い優しい「言い方で」お願いする
「言い方」が全てでもあると思います
このように手伝って欲しい時に楽に頼める関係を続けることが大事なんだと思います
同じ立場に立たない方が上手くいく!?
ある程度、同じ立場じゃない方が夫婦仲は上手くいくのではと思ってます
例えば夫と妻が別々の職場である方が、お互いのことがあまり分からない状況なので、相手のキツさは推測しかできません
おれの方が仕事がきついとか、私の方が職場の人間関係が大変とか言い争いになったとしても
何だかんだ言って「あんなこと言ってしまったけど、本当はあいつも大変なんだろうなぁ」と想像するぐらいがちょうど良いと思ってます。
これがもし夫婦が同じ職場なら言い逃れもできずに逃げ場がなくなるため、一方が追い込まれてポンコツ扱いされてしまう可能性があります
多くの家庭で、夫婦なのでお互いどちらかきついときには支え合っていくことが大事なのに、なぜかいつのまにか自分の方がきついんだという主張をしあって家庭内で立場を誇示するようになってきてしまいます
じゃあ相手の立場になってみると良いという意見もありますが、自分は夫婦関係がうまくいくためにはお互いの仕事には深く入らないのも大切だと思います
「金を稼いでない=何もしていない人」ではない!
完全に役割分担でもいいですが、一緒に食器洗いや洗濯するのも楽しいと個人的には思います
1つ男性にわかって欲しいのは家事や育児は無償労働であって収入がないから「何もしてない人」ではないのできちんと認識してください
意識していないと知らず知らずのうちに「家事ハラスメント」になっていたりするので気をつけるように
●家事ハラスメント
一般的には「家事を手伝う夫に妻がダメ出しをする」で使われているが、本来は「家事をする人は経済力がないために発言力を奪われるだけでなく、時には軽視の対象になる」
できれば、「ありがとう」、「美味しい」とちゃんと言ってあげるように
ダメ夫の記事がやたらと目立つ中で、なかなかダメ奥さんの記事がないのが気になる今日この頃です
男の人はあまり書かないだけなのか、それとも女性がそう言う話しが好きなのか、事実ダメ夫が世の中に多すぎるのか、あなたはどう思いますか?