【本要約・感想】お金は寝かせて増やしなさい
どうもゆでたまごです。
今回「お金は寝かせて増やしなさい」を読んで思ったこと書いていきます。
この本では実際にインデックス投資を15年以上やられた方の貴重な体験が書いてあります。
インデックス投資手法はドルコストで積み立てる再現性の高い手法ですが、これが難しくさせているのは、ずばり
メンタル!
人間にはプロスペクト理論があるので、暴落時にメンタルやられます。
それは自分は仮想通貨で味わいましたが、この方はリーマンショックや東日本大震災を経験されてます。その時の心理的状況を知ることができる本でもあります。そして、対策としては
結論、暴落時も淡々と積み立てること!
基本的に、インデックスをやると決めたら、その手法はバイアンドホールドで、FIREまで引き出すことはないのだから、暴落はむしろ大歓迎のはずです。
暴落があればあるほど、単純な右肩上がりの利回り7%のチャートより、最終株価が同じなら暴落がたくさんあった方が、安値で買えるため平均取得単価は安くなり利益は大きくなります。
さらに、FIRE後に仕事をしないなら、最後は一人の投資家として生きていくことになるため、積み立て時に多くの暴落を経験している方が投資家としてのメンタルも鍛えられますし、FIRE後の幸福度も変わってきます。
FIRE後に資産を引き出す状態の時に「うわ〜、暴落で資産が200万も減った。」と思いながら過ごすのか、「いずれ戻るし、これまでなんども経験あるしね。」として過ごすのかは幸福度に大きな差が出ると思います。
個人的には、投資が嫌いな方もいます。そのような人ももちろん投資はした方が良いですが、投資のことをできるだけ考えないように人生過ごした方が幸せかもしれません。
よく死ぬまで人は投資と関わるから投資の勉強を勧める方もいますが、個人的にはそれが全てではないと思ってます。
そのような方の場合、自分ならインデックスを積み立てて、出口戦略は定額で引き出すのが良いかと思います。ちなみに引き出す際は一切自分の資産は見ないこと。
資産が少ないうちは暴落で40%減ったとしても平気だが、資産が多くなると耐えられなくなるのは、高さ30cmの平均台は楽々歩けるのに、高さ10mの平均台は歩けなくなるようなもの。
じゃあ、「平均台=地面、投資=チャート」を見ないようにすればよいと。
この本では、出口戦略は4%定率で引き出すことを勧めています。
僕もおそらくそうします。
4%ルールの一番の問題点は5%の確率で資産が枯渇してしまう。定率だと枯渇せずに資産を長引かせられますからね。
しかし、世の中にはできるだけ投資の勉強したくない人もいます。投資の勉強をしている時間を家族の時間や自分の好きなことに回したいと思う人がいます。たしかに人によって幸せの価値観は違いますからね。
他人からはゴミに見えるフィギュアが、フィギュア好きにはお宝にみえます。幸福の考え方は人それぞれです。
A君「今から毎日1時間は投資の勉強をしろ。」
B君「いやそこまでしなくても1ヶ月に1時間ぐらいは勉強しよう。」
C君「たまに半年に1回ぐらい資産チェックしよう。」
これはA・B・Cのどれが正しいとかはないと思います。毎日1時間勉強している人が一番えらいですか?
それなら、毎日3時間投資について勉強している人はもっとえらいということですよね。
世の中上には上がいます。そして、それを趣味でやるならいいですが、投資の勉強が嫌いな人だっています。
そして、インデックス投資している人が毎日1時間投資の勉強してて、出口戦略で定率で4%引き出して、利回りシールドやキャッシュで暴落時を乗り越えて、どれだけ効果があるのか。結果それはわからないです。
そんななか、投資の勉強を全然しなくて、出口戦略4%定額で引き出した人が楽しく生活して、どれだけ上記の人と差がつくのでしょうか?
毎日勉強した方が「200万得くしたから一年分長く資産がもったから、投資勉強しててよかった」となるのか。それに費やしたことは本当に意味があったのか。
個人的にはものすごく考えさせられます。
僕自身、投資が好きなのでどうしても投資のことばかり考えたり、投資の情報を集めたりしてしまっています。
人生はどれだけ幸福な時間を過ごしたかが大事だと思いますので、小さいことにこだわらず大きな軸を作るべきなのではと思います。
個人的には最強と思っているインデックス投資。
純粋にインデックス投資のみで30〜40代でFIREしている人がこの世に果たしているのでしょうか?
もし存在しているのなら、ぜひコロナ時の心境・メンタル・引き出した金額が知りたいですし、とても貴重な情報だと思います。もちろん、チャートや自分の資産を常に把握した状態での状況について教えていただけたらと思います。